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オリンポス12神

史料集
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ギリシア神話とは

ギリシャ神話は、古代ギリシャより語り伝えられる伝承文化です。

多くの神々が登場し、人間のように愛憎劇を繰り広げる物語になっています。

これらの神話は古代ギリシャ市民の教養であり、さらに古代地中海世界の共通知識でもありました。

現代でも世界的に広く知られており、ギリシャの小学校では、ギリシャ人にとって欠かせない教養として、歴史教科の一部として教えられています。

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オリンポス12神

オリンポス12神とは、ギリシア北方のオリンポス山に、主神ゼウスを中心に生活していると信じられ、様々な「ギリシア神話」の世界の主人公となっている神々のことを指します。(引用:オリンポス12神 (y-history.net)

ではオリンポス12神について簡単に紹介していきます。

ゼウス (Zeus)

・オリンポスの王で、雷と天候を司る神。

・鷲の姿で表され、雷を手に持っていることが多い。

・人間界と神々の仲裁者でもある。

ゼウス

ヘラ (Hera)

・ゼウスの妻で、結婚と家族を象徴する女神。

・牡牛や孔雀が彼女の象徴である。

ヘラ

ポセイドン (Poseidon)

海と地震を支配する神。

三叉の槍(トライデント)を持ち、海の波を操る。

ポセイドン

デメテル (Demeter)

・農業と豊穣を司る女神。

・穀物の束を持っていることが多い。

デメテル

アテナ (Athena)

・知恵、戦略、戦争を司る女神。

・盾と槍を持ち、オリーブの木が彼女の象徴。

アテナ

アポロン (Apollo)

・音楽、詩、予言、太陽を司る神。

・リュート(弦楽器)を持ち、太陽の戦車に乗る。

アポロン

アルテミス (Artemis)

・狩猟、月、処女を司る女神。

・弓矢を持ち、鹿が彼女の象徴。

アルテミス

ヘルメス (Hermes)

・旅行、商業、メッセンジャーを司る神。

・翼のある帽子と靴を持ち、メッセンジャーの役割を果たす。

ヘルメス

アフロディーテ (Aphrodite)

・愛と美の女神。

・貝殻や鳩が彼女の象徴。

アフロディーテ

ヘファイストス (Hephaestus)

・火と鍛冶を司る神。

・鍛冶のハンマーを持ち、火山の中で働く。

ヘファイストス

アレス (Ares)

・戦争と戦闘を司る神。

・盾と槍を持ち、戦場で活躍する。

アレス

ヘスティア (Hestia)

・家庭と火を司る女神。

・炉の火が彼女の象徴。

ヘスティア
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ギリシア神話が与えた影響

古代ギリシア文明は、政治、学問、文化、芸術など、現代社会のあらゆる側面に影響を与え続けています。

以下はギリシア神話が与えた影響に一部です。

文学と芸術

ギリシア神話は後のヨーロッパ文学や芸術に大きな影響を与えました。神話のモチーフは詩人や作家によって受け継がれ、美術作品にも表現されました。

哲学の源流:

ソクラテス、プラトン、アリストテレスなどの哲学者の思想は西洋哲学の源流となりました。

・美術様式

ギリシアのドーリア式やイオニア式などの美術様式は確立し、西洋美術に引き継がれました。

・民主政の原型

ギリシアのポリスで誕生した民主政は、デモクラシーの原型となりました。

・言語と語彙

ギリシア語由来の言葉は今も多く残されており、英語や他のヨーロッパ言語に深く浸透しています。

例えば、「ニケ」はギリシア神話における勝利の女神の名前で、スニーカーブランド「Nike(ナイキ)」のロゴマークはこの女神の翼をモチーフにしています。

また、「ナルシシズム」や「エディプス・コンプレックス」など、様々な固有名詞が古代ギリシアに由来しています。

ギリシア文明は西洋文明の基礎となり、その影響は現代にも続いているんですね。

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